治療院便りvol.38(下り階段での膝の痛み)
治療院便り|2018年10月22日
- 下り階段や下り坂で膝の悪い人は辛い思いをしやすい傾向にあります。(上りの方がきついのではと思われがち?)
それには理由があります。
下りの時には膝の動きにとても重要な大腿四頭筋に伸張性動作という強い負荷がかかり上りの時よりも膝へのダメージが大きくなるためです。さらに下りの時には加速が増していくため膝を上手くコントロールできないという事も加味されます。
大腿四頭筋は太ももの前側にあり膝を伸ばす時に使う筋肉で膝蓋骨(膝のおさら)を上下に動かす働きがあるので過剰に負担がかかると膝痛の原因となります。また変形性膝関節症、ジャンパーズ膝、オスグッドシュラッター病(成長痛)、半月板損傷、膝関節炎など既往がある方はこの筋肉を普段からストレッチなどで柔らかくしておくと痛みの予防となります。
下り階段、下り坂で膝への負担を減らすには体が前のめりにならないように体を起こす腰を立てるようにして下るとよいです。ちょっとイメージが湧かないかもしれませが意識してみて下さい。(いずれ詳しく説明いたします)