
佐々木崇子さんは
左のお尻から太ももの後側、ふくらはぎにかけて痛みと痺れが生じてしまい良くなるかなと少し様子を見ていたのですが症状が悪化してきたため整形外科を受診して治療を受けたもののお尻から太ももの後ろ、ふくらはぎへの痛みと痺れに変化は無く立ち上がる、歩くのも大変で尚且つ椅子に座っている時にも痛み痺れが強く出るようになってきてしまい仕事にも集中出来なくなってきてしま整骨院で電気治療とマッサージを受けるものの症状は辛いまま変化なく左のお尻から太ももの後側からふくらはぎにかけた痛みと痺れが何とかならないかとご来院されました。
問診から検査をして原因を探っていくと先ず体のバランスを大きく崩してしまい左下半身への体重加重が多くなって左殿部から左大腿後面、下腿後面を無意識的に使ってしまい緊張がとても強くなっている状態で左骨盤が前外下方へ傾き膝が外へ向いて過剰な負担をかけている体になっている状況。
さらに詳細を調べていくと腰椎4番と5番の椎間孔という脊髄神経が通る隙間が狭くなってしまい坐骨神経、脛骨神経に繋がる第4腰神経、第5腰神経が引っかかり刺激を受けていることが判明しました。
これにより整形外科や整骨院にて坐骨神経痛だからといって左殿部から大腿後面、下腿後面だけの治療では症状の改善に至らなかったのが解りました。
第4腰椎、第5腰椎の椎間孔が狭小化して第4腰神経、第5腰神経が絞扼されてしまい坐骨神経、脛骨神経が刺激されてしまい痛覚、知覚が過剰反応して左殿部から大腿後面、下腿後面への辛い痛み痺れが現れているため整形外科での投薬、殿部から下肢へのマッサージ、整骨院での殿部から下肢への電気治療、マッサージではいま述べた腰椎の椎間孔狭小化による第4、5腰神経の絞扼が主原因として起きている佐々木さんの坐骨神経痛症状には効果が出ずにこんなにも長い間辛い状態が続いてしまっていることを佐々木さんに説明させていただくと「それで良くならず時間とともに悪化していってしまったのですね」と理解していただいたようです。整形外科や整骨院に通っても改善しなかった理由が把握できて主原因の腰への治療をしていけば良くなると感じてもらえたようで少し安堵の表情を見せてくれました。
治療は
1.第4、5腰椎椎間孔の狭小化を改善していくために第4、5腰椎の前下方へのズレを矯正をしていきます。それと同時にズレたまま動きが低下している腰椎の可動性を高めていきます。これにより第4、5神経の絞扼がなくなっていきます。
2.第4、5腰神経から坐骨神経、脛骨神経が刺激されて異常興奮して痛み痺れをだしている神経を抑制するために坐骨神経、脛骨神経に神経抑制療法(ニューラルマニュピレーション)を施し長く続いている痛み痺れをなくしていきます。
3.体が左側に傾き左骨盤が外下方へ左膝は外方へ曲がっていらものを骨盤と膝の矯正をして真っ直ぐたてるようにして腰椎から左殿筋、大腿二頭筋、腓腹筋への余分な負担をなくしていきます。
4.腰部脊柱起立筋、多裂筋、左大殿筋、中殿筋、大腿二頭筋、腓腹筋へ鍼治療を施して血流を増加させて筋肉を柔らかくして左腰部から下肢を動かしやすくします。
*治療は整体治療と鍼治療の併用となりました。上記の1〜3までか整体治療、4が鍼治療です。
上記の整体治療と鍼治療の併用を施すと1回目の治療で殿部から大腿後面、下腿後面の痛みが30%、痺れを50%減少できました。
佐々木さんも「あっ、痛みが減っている」とそして立ち上がり「痺れも減って歩きやすい」と感嘆されまさした。
あと3回同様の整体と鍼の併用治療を施すとあんなに辛く痺れ痛んでいた左殿部から大腿後面、下腿後面の症状がなくなり立つ、座る、歩くなどの動作で問題無くなり趣味のハイキングにも行けるように回復していだき喜んでいただけました。